プラチナ溶解炉の冷却装置は
暑い日々が続きますね、
外気温は38℃を超える日もあって、この夏は大変な猛暑になりそうです。
ジュエリーを作る時に鋳造機の溶解炉でプラチナを2000℃で溶かすのですが、機械を保護する目的で、溶かす機械も高温になる為、
冷却装置が付いています、その冷却装置の水温が35℃とかに設定してあって、プラチナの溶解される高周波コイルの中に水道水が流れていて、
冷やす構造なんです。
鋳造機には設定方法が記されてて、35℃から49℃まで設定を上げました。
何故なら水道水が冷たくないのと、同時にプラチナが高温で冷却水の水温が40℃を超えて43℃とかまで熱されるからです。
こちらは、ジュエリーアトリエで使っているプラチナ専用にしている鋳造機では、デジタル制御されていて、プラチナの温度管理が正しく設定されていて、
水温から圧から、又アルゴンガスの設定まで細かくできます。
プラチナの温度が高いから正しく目視では見とれないセンサーによる鋳造を行っています。
鋳造後の湯口です。
湯口とは、鋳型にプラチナ950を流し込んで注ぎ口で、流し終えた後には、真っ赤になります。
このような高温環境では、この夏の暑さは本当に機械さえ悲鳴を上げていると思わざる得ないです。
そこで、作業をする鋳造機のある作業場では、冷房設備も整えて機械にも負担の無いような環境で綺麗な指輪作りを日々行っております。
結婚指輪のサンプル貸出お待たせしております。
結婚指輪のサンプルリングの貸出希望が大変沢山いただいております。
今年に入って既に50件程のサンプルリングの貸出希望が来て、
貸出しが追い付いていない状態です、
既に貸出しをしている方からの返却を待って。
戻ってきてから、次の方へ貸すのを繰り返しているのですが、
それだとかなり間に合わないため、サンプル貸出を増加することにしました。
結婚指輪のサンプル制作で180本指輪作成
コチラが制作する前の写真
コレは全て39プランのサンプルリングになります。
サンプルはシルバー925で作っています。
実際のプラチナ950などになると重さは二倍になるので重量感が増します。
こちらは、埋没中の脱泡で泡を出していますが、空気を真空にして抜いていく作業です。
無事に14本埋没が終わりました
明日のキャストは14カン
埋没後には60分以上感想させてから電気炉に入れて明日に備えます。
こちらのカン[フラスコ]は、直径80ミリサイズでこれには20本のリングが1カン辺り入っていてこれだけで100本です。
コチラは60ミリカンで1本当たり10本程入っているので80本
電気炉はデジタル制御するプログラムで運転していて1度単位で温度を制御しています。
明日も鋳造楽しみます。
結構自分は鋳造が好きなのです。
コチラがサンプル貸出ページですアトリエ39プランの結婚指輪のサンプル貸出
プラチナリングの制作などなど
日々プラチナのご注文を大変多く頂き感謝しています。
プラチナがどのように出来るのかを紹介します
今回はプラチナ119.1456gを溶解してリングにしていきます。
ドイツ製の鋳造機でプラチナの溶解温度が2000度まで溶解温度をデジタル表示されます。
プラチナは溶解温度が2000度近くまで必要な為、従来は溶解温度は目視確認でしたが
より綺麗な指輪を作る為にはデジタル制御できる鋳造機を取り入れています。
角を傾ける事でプラチナが流れ込み、真空状態からアルゴンガス加圧によって安定して3気圧まで一気に高めます。
ちなみに、この機械は国内で導入しているのは、我が社だけです。
プラチナが溶解され、鋳型に流し込まれた状態です
こんな感じで真っ赤な部分は熱いプラチナ950です。
ある程度してから、水流で石膏を取り除いていきます。
こんな状態です
39プランの結婚指輪たちが出てきました。
プラチナはこのような状況からシリカ性の埋没材をアルカリ性の液体で綺麗に除去していきます。
除去して綺麗になったプラチナを測定していきます。
そして、職人たちが丁寧に手作業で仕上げて作って全国に発送です。
これは昨日の発送の様子です。
日々全国から頂くご注文をお届けしております。