見えない部分の
どのようにして、指輪が出来るのか?
ご存知でしょうか?
一般的には、指輪はショップで展示されていたり、通販で買うなど手に入れる方法としては沢山ありますが、
ジュエリーを作る過程では、いくつかの方法があります。
求めたい指輪が何か?
例えば耐久性を重視したい場合では、同じプラチナでもハードプラチナもあります。
何か違うのかを説明するとプラチナ900の場合では90%のプラチナに対して
10%が割金というプラチナ以外の素材を混ぜることで固さを強めたりします。
当然純プラチナは100%のため柔いです。
柔いからと言ってもグニャグニャになるようなものではありません、
僕らの職人の目線で説明をするのなら、柔いという表現を使うのであって、
こんにゃくのように柔いわけではないことをここでは理解してください。
一般的にはパラジウムが従来使われます、
元素記号PDです
それだけではハードプラチナとは言えないため、当店ではルテニウムを使います。
制作場所によってはコバルトを使う場合もありますが、
1~3%程度入ることで通常よりも固くなり変形に強くなります。
しかし、表面も固くて傷がつかないの?
そんな不安もあるでしょうが、ハードプラチナとはいえ傷はつくのです。
当店ではハードプラチナに地金硬化処理をしています。
硬化処理をすることで地金の芯を強めることが出来ます。
変形により強くなるのですが、メリットもあればその逆もあるのかもしれないです。
また、デザイン性に制限をかえて鍛造という作りもあります。
鍛造は、たたき上げて作るため生産性が極めて下がります。
同じものを作るのなら何倍も手間がかかるのです。
しかし、それでも鍛造希望と注文に来るお客様もいて、大変調べられているんだと思い、
その思いには形で答えております。
当店に技術的にも相談したいことがある方は、お気軽に問合せください。
その際は、このコラムを見たと稲田までお願いします。
このような内側と外側を変えた見えないオシャレなリングも作っております