2022-07-31 10:21
プラチナ溶解炉の冷却装置は
暑い日々が続きますね、
外気温は38℃を超える日もあって、この夏は大変な猛暑になりそうです。
ジュエリーを作る時に鋳造機の溶解炉でプラチナを2000℃で溶かすのですが、機械を保護する目的で、溶かす機械も高温になる為、
冷却装置が付いています、その冷却装置の水温が35℃とかに設定してあって、プラチナの溶解される高周波コイルの中に水道水が流れていて、
冷やす構造なんです。
鋳造機には設定方法が記されてて、35℃から49℃まで設定を上げました。
何故なら水道水が冷たくないのと、同時にプラチナが高温で冷却水の水温が40℃を超えて43℃とかまで熱されるからです。
こちらは、ジュエリーアトリエで使っているプラチナ専用にしている鋳造機では、デジタル制御されていて、プラチナの温度管理が正しく設定されていて、
水温から圧から、又アルゴンガスの設定まで細かくできます。
プラチナの温度が高いから正しく目視では見とれないセンサーによる鋳造を行っています。
鋳造後の湯口です。
湯口とは、鋳型にプラチナ950を流し込んで注ぎ口で、流し終えた後には、真っ赤になります。
このような高温環境では、この夏の暑さは本当に機械さえ悲鳴を上げていると思わざる得ないです。
そこで、作業をする鋳造機のある作業場では、冷房設備も整えて機械にも負担の無いような環境で綺麗な指輪作りを日々行っております。